株式会社黄金の村(本社:徳島県那賀郡那賀町、代表:藤田恭嗣/以下「黄金の村」)が取扱う徳島県那賀町木頭地区の名産「木頭ゆず」をめぐる物語が、児童書『黄金の村のゆず物語』として2022年11月ポプラ社より刊行され、全国の書店にて販売を開始しましたのでお知らせいたします。株式会社黄金の村は、同書発刊にあたり取材協力、及び写真提供・販売促進協力を行いました。

ポプラ社より刊行された児童書『黄金の村のゆず物語』(著者:麻井みよこ)は、徳島県の木頭が舞台となったノンフィクション小説『奇跡の村 ―木頭と柚子と命の物語―』(同著者、出版社:KADOKAWA、2020年11月刊行)をもとに、児童書版として執筆されたものです。
原作となる『奇跡の村 ―木頭と柚子と命の物語―』は、徳島県の老舗書店チェーン「平惣」にて、史上初と平惣史上初となる2年連続書籍総合ランキング1位を獲得した書籍です。多数の読者から「この物語を子どもたちにも読んでほしい」という声が平惣に寄せられ、平惣から提案を受けたポプラ社が同書の児童書企画を立上げ、『黄金の村のゆず物語』刊行にいたりました。株式会社黄金の村は、本書発刊にあたり、地域をめぐる木頭ゆずの歴史や登場人物についての取材協力、及び写真提供・販売促進協力を行いました。
本書は、者の麻井みよこ氏が重ねた緻密な取材により、史実に忠実に基づきながらも柔らかな児童文学として書き上げられています。徳島の方言をそのまま生かした会話体から感じられる独特のぬくもりと明るさ、そして実話に基づく劇的なストーリー展開が見どころです。


『黄金の村のゆず物語』
著 麻井みよこ 発行 ポプラ社   定価 1,980 円(税込)
■発売:2022年11月16日より
■対象:小学校中学年から

全国の書店にてお取り扱い中
『黄金の村のゆず物語』公式WEBページ

ポプラ社 編集担当よりコメント
「本書は『奇跡の村』の第一部を中心にやさしい文体で再構成され、日本初のゆず栽培に挑んだ人々の奮闘を描いています。一人の農業技師の偉業を讃えるだけではなく、木頭村の人々の結束や絆を描いているところにこの物語の力強さがあると感じています。高度化・複雑化した社会では、一人の力で解決できることは限られています。本書は、これからの社会を生きていく子どもたちに力を与えてくれるものと信じています。また、版画家の保立葉菜さんによる温もりのある挿絵や、巻末に掲載した木頭村の美しい風景写真も本書の魅力です。ゆずの香りのようなさわやかな読後感を味わっていただけたらうれしいです。」

平惣徳島店 店長 八百原 勝様よりコメント
「『奇跡の村』は平惣年間ランキング(総合)2020年・2021年と平惣史上初2年連続の1位となり、沢山の方のお手にとっていただきました。その物語が児童書版、『黄金の村のゆず物語』。元々原作に対してもただの“共感”という感情を超える想いを抱いていたため、本書においても発売前からプロモーションに力を入れてまいりました。企画段階からポプラ社営業担当の武井様にも同じ想いを共有していただき、想いの波及が繋がって迎えた今作の児童書版の発売は、大変感慨深いものがあります。
弊社の社是“地域社会を文化で結ぶ”を合言葉に、作品の舞台となる徳島県那賀町木頭の魅力とそのストーリーを、木頭ゆず『黄金の村フェア』と共に微力ながらお伝えできればと考えております。そして、小さな地方の村が豊かで幸せになるために力を合わせ、様々な課題を乗り越え大きな事業を成功させた想いや人々の絆の物語を、徳島だけではなく全国の皆様にも是非ご一読いただきたいと思います。」

株式会社黄金の村 営業部長 岡田 敬吾よりコメント
「柚子はかつて、“桃栗3年柿8年、柚子の大馬鹿18年”と言われるほど栽培に時間がかかる果実でした。そこに度重なる工夫と努力を重ね、栽培から収穫までを3~5年に短縮することに成功し、その手法を全国に広めたのが木頭の先人達です。つまり木頭は“柚子のはじまりの地”ともいえる地域です。
そんな木頭のストーリーと先人達の努力・苦労を麻井様に丁寧に取材頂き、このような素晴らしい文学書として皆様へお伝えできる機会を創って頂けたことに、心より感謝申し上げたいと思います。
本書は、木頭地区の方言がユニークな会話が中心の物語です。是非、登場人物と共にこの柚子への挑戦を体感していただき、一緒にドキドキしたり、笑ったり泣いたりしながら、物語を楽しんでいただきたいと思います。そして、徳島には”木頭ゆず”という世界に誇れる素晴らしい柚子があるんだよ、ということを沢山の子供たちに知って頂けたら嬉しいです。
本書発刊にあたり多大なご尽力を頂きました麻井様、ポプラ社の皆様、平惣様へ改めて感謝申し上げます。」

―今年で3年目!黄金の村フェア 平惣全店舗にて開催中―

株式会社黄金の村は、平惣書店とコラボレーションし、当社の木頭ゆずオリジナル商品と本書『黄金の村のゆず物語』を同時展開した「黄金の村フェア」を平惣書店全店舗にて実施中です。
「平惣」は徳島県阿南市を中心に7店舗を展開する、今年で創業283年を迎える老舗書店です。地域密着で徳島県民に長く愛されるとともに、書籍だけではなく食品や雑貨など様々な切り口から店内でフェアを行い、書店の新しいあり方を徳島で提案しています。
この「黄金の村フェア」における平惣書店と当社との連携は、地域密着型のリアル店舗の特性を活かした「地域特産品×地域書店」という新しいコラボレーションとして2020年から始まり、今年で3年目の取り組みとなります。開催初年度はフェア期間中の黄金の村商品売上個数が公式オンラインショップの3倍以上を記録するなど、当社の新規顧客接点創出に大きなヒントとなりました。3年目にあたる今年のフェア開催期間は、2022年11月から2023年1月上旬までの予定です。

・平惣書店×黄金の村 これまでの取り組み ニュースリリース

  • 株式会社黄金の村について

    「木頭を、柚子で黄金に輝く村に」。株式会社黄金の村は、農業の可能性を信じ、経営することで農業文化を発展させ、地方を復興させることを目的とします。その達成によって地域の人たちと共に自らも豊かで幸せとなり、その土壌を少しでも大きく広げ、未来に紡ぐことで社会に貢献することを経営理念とします。そして、過疎化が進む木頭を「再び黄金色の木頭ゆずで輝く村に」というビジョンのもと、木頭ゆずを自社栽培・木頭地区の契約農家からの仕入れで原料調達し、木頭地区の自社工場にて加工、新商品の企画・開発、全国へ営業販売を行っています。

黄金の村公式サイト
黄金の村公式オンラインショップ

KITO DESIGN HOLDINGS グループについて
徳島県那賀町旧木頭村出身で、電子書籍取次国内最大手の株式会社メディアドゥ代表取締役社長CEOの藤田恭嗣が手掛けるKITO DESIGN HOLDINGSグループは、「全ての人が笑顔になれる、奇跡の村を創る」をミッションとして、木頭におけるキャンプ場の再生や空き家の活用、特産の木頭ゆずを使用した加工品販売など、持続可能な故郷を作るための地方創生に取り組んでいます。
2019年4月末には、閉鎖していた旧美那川キャンプ場(那賀町木頭折宇)で、グランピングを楽しめる「CAMP PARK KITO」をグランドオープン、2020年4月には木頭地区の買い物環境の改善や、地元の子供たちの交流の場として「未来コンビニ」をオープン。2021年7月には、木頭ゆずオリジナルスイーツカフェショップ「YUZU CAFE Kitchen」をJR徳島駅コンコース内にオープン、2022年8月には閉館した旅館をリノベーションした滞在型ゲストハウス「Next Chapter」をオープン予定。
当社は、木頭からこれらの発信を通して全国の限界集落の地方創生のロールモデルを目指し、今後も様々な事業を展開しています

■児童書『黄金の村のゆず物語』に関するお問い合わせ先
株式会社ポプラ社 こどもの学びグループ(担当:平瀬)
Email:hirase@poplar.co.jp

■本リリース・取材に関するお問い合わせ先
KITO DESIGN HOLDINGS株式会社 広報

TEL:090-4869-2707 Email:pr@kito-dh.jp